10月21日はインド(ヒンドゥー教)の新年
2025年10月18日 10:02
来たる2025年10月21日(火)はヒンドゥー教の正月(元旦)です。旧暦9月1日にあたります。
日本は明治の初めころに太陰太陽暦を廃止して今の暦、太陽暦に移行しましたが、世界の多くの人々は太陰太陽暦(日本の旧暦)、あるいは月の満ち欠けだけで決まる太陰暦で生活しています。
太陽暦の1年は、365日と6時間弱
太陰太陽暦の1年は、月齢で12カ月(354日)あるいはうるう月を含めた13カ月(383日)
太陰暦の1年は、354日
です。
太陰太陽暦で暮らす人たちは、ヒンドゥー教徒の他に中国や東南アジアの人々がいます。中華正月の春節はまさに太陰太陽暦です。日本でもお月見(中秋節)は旧暦で祝われます。
太陰暦で暮らす人々にはイスラム教徒がいます。断食月ラマダンが有名ですが、太陰暦9月です。日が出ている間、つまり日の出から日没の間は一切の飲食が禁じられる、人によっては唾液すら飲み込まない、と聞きます。こんな時期にイスラム教の人たちのところに出張しないようにしましょう。日本で言えば、8月14日に仕事のアポが入って来たり、1月2日に打合せをしましょう、というくらい無礼な行為になります。
ラマダン明けは、富める者が貧しき者に喜捨をする(要は大盤振る舞いをする=ご馳走をおごってあげる)時期らしいので、このタイミングに売掛金の回収を持ち掛けて見事成功した企業さんがいました(たまたまでしょうけど)。
近所に中華街ならぬインド街がある方は出かけてみてはどうでしょうか?
太陰太陽暦の次なるイベントは、11月2日(旧暦9月13日)のお月見です。栗名月と言われています。旧暦8月15日(芋名月)が古代中国由来なのに対して、栗名月は日本だけの習慣のようです。
では