ハロウィーン、なまはげ、鬼は外!に共通点あり
2025年10月27日 09:37
2025年10月27日
ハロウィーン イコール 大晦日 イコール 節分
2025年の10月も間もなく終わります。10月最終日と言えばハロウィーンです。
一時期に比べ仮想大会?のバカ騒ぎは大分落ち着いたようですが、お化けに扮して日の暮れた繁華街を徘徊する人たちは少なからずいるようです。
ハロウィーン(10月31日)
大晦日(12月31日)
節分(通常2月3日)
が等しい、ということを冒頭に掲げています。
何を言ってるの? という印象でしょうが、魔物や魑魅魍魎がこの世に出てきて練り歩くということに共通点があります。
そもそもハロウィーンとは、
万聖節(All Saint‘s Day)の前夜の10月31日、米国では子供たちがかぼちゃのちょうちんを作ったり、仮装して家々を回るなどの習慣がある
語源:All Hallow Even(=All Saint’s Eve)が短縮されたもの。古代ケルト暦では1年の終わりの日で、魔女の宴会が開かれると言われていた。18世紀から。
(出典:英語語義語源辞典 三省堂)
という行事です。
つまり、1年の終わりの日に魔女が宴会を開く日、なのです。
日本では1年の終わり、つまり大晦日に何があるでしょう? 魔女が宴会するでしょうか?
魔女ではありませんが、秋田県男鹿地方に「なまはげ」という鬼が現れ、子供たちに説教して家々を回ります。
なまはげはどう見ても鬼、異界の者どもです。ハロウィーンの魔女に通じるところがあります。
節分で何をしますか? 豆まきですね。合言葉は、「鬼は外!」「福は内!」です。鬼のお面をかぶったお父さんが子供たちの豆を浴びる光景は今でもあるのでしょうか?
1年の最後に異界の者どもがこの世に現れる話は他にもヨーロッパにあります(12月31日ではありませんが、クリスマス前になまはげのような鬼、クランプス、が悪い子を懲らしめに現れます)。
なぜ世界のあちこちで似たような話や祭があるのか、その起源は不明ですが、お祭り騒ぎするだけでなくその謎も考えると楽しめそうですね。